恩田陸/チョコレートコスモス
最近、小説を読んでいても
人にすすめたくなるほどの本に
出会えてなかったんだけど、
これは、なかなか面白かったな
って思える本に出会いましたので、
ここにご紹介。
「夜のピクニック」で有名な著者、
恩田陸さんの「チョコレートコスモス」という本。
この本をひと言で表すと、
「舞台に挑む、若き表現者の葛藤と挑戦」である。
華やかなオーラを身にまとい
天才の名をほしいままにする、響子と
大学で芝居を始めたばかりの華奢で
地味な少女、飛鳥のふたりが、
伝説の映画プロデューサーが開く
異色のオーディションへ挑む場面までが
描かれているのだけど、
緊張感が読んでるこっちにまで
伝わってくるような本だった。
最初の方は夢中になれなかったんだけど
読み進んでいったら、
好きな子ができたように
気になって気になって
ページをめくる手がとまらなくなってました。
500ページ以上と
わりとボリュームがありますが、
もしよかったら、どーぞ。
また明日。バイビー