身体が熱い日には、寒いことを考える。
唾を飲み込めば喉に痛みが走り、
目を閉じればグルングルン目がまわる。
いちばん酷いのは、身体の熱さ。
干し終わったワイシャツに僕がのれば、
アイロン替わりになりそうだ。
こんな熱い日には、寒いことを考えるに限る。
旅人A「いやぁ〜、今夜は寒いねー。
なにか、羽織るものかしてくれねーか?」
女将「旦那様、こちらを御使いくださいまし」
旅人A「おー、こりゃ風情があってよい。これはなんて言うんだ?」
女将「旦那様、さむいと申します」
旅人A「さむいと言うのかー。今宵の天候と同じやのー!わはは」
女将「旦那様ったら、うまいことおっしゃいますなー。おほほ(苦笑)」
外人B「すみま、せん。レンドミーサムウェアー」
女将「寒ぅーウェーイ?」
ジェスチャーをする外人B。
女将「あっ...ディス?」とさむいを指しながら答える。
外人B「ありがとう。これ、なんですか?」
女将「SA・MU・I」
外人B「イッツクール!」
となりにいま旅人Aがでしゃばり、
外人Bにからみだす。
旅人A「さむい、似合ってるねー!ナイス! 名前は、なんていうんだ?ネーム?」
外人B「アイム、サム」
旅人A「おぉー、とってもサムいいね!」
…これ以上なにも浮かばないので、
本日はこれにて。
また明日。バイビー