タナカトシユキのブログ

脳内ストーリーと現実ストーリーで、できたブログ。

隣の県まで、瞬間移動してしまった気分の、その後。

きのうの続き。

 

電車を寝過ごし、知らぬ土地へ解き放たれたボクは、

 

マン喫もない、何もない町をみて途方に暮れた。

 

タクシーで帰るかと

 

自宅までの運賃を尋ねてみたら、

 

メガネを外した、のび太

 

同じような目になるくらいの金額。

 

そんなお金はない。考える間もなく、すぐに諦めた。

 

そしてGPSを頼りに歩くことにした。

 

人生は、旅と同じで、

 

誰かに決められたコースを回るだけでは、つまらない!!

 

っていう、名言みたいな言葉を

 

かってに考えて、自分を鼓舞した。

 

さぁ、歩こう!

 

目的地までたどり着けなくても、

 

ホテルを見つけられればいい。

 

タクシーでホテルまで連れていってもらえばよかったけど、

 

断ったタクシーにもう1度話しかけるのは

 

自分のプライドが許さなかった。

 

こうしてボクは

 

見知らぬ土地の夜道を歩きだした。

 

が、ホテルはなかなか視界に入らない。

 

参った。

 

人生は、ヒッチハイクと同じで、

 

誰かの助けがなければ前に進めない!!

 

っていう、名言みたいな言葉を

 

かってに考えて、ヒッチハイクすることにした。

 

思い通りにいかないのが、人生。

 

車は、僕の前を通り過ぎてばかり。

 

誰も助けてくれないのか…と、

 

心が折れそうな時に白い車が止まってくれた。

 

ぬぉぉぉぉぉ!!!!

 

高ぶる気持ちを抑えられずに、

 

会釈しながら車に駆け寄った。

 

助手席の窓がさがると、

 

「ありがとうございます。乗っけてもらえますか?」と

 

体操のお兄さんにも負けない

 

元気な声で言った。

 

次の瞬間、僕の顔は蒼ざめた。

 

運転手の顔をみると、

 

どっからどう見ても、ヤクザ!!!ジーザス

 

ヤクザは「おう、乗れ」と言ってくれたが、

 

恐怖でその言葉は僕の耳を通り過ぎた。

 

返事をせずに、挙動不審でいると、

 

中から「早く乗れ、テメェー」と

 

ドスの効いた声で怒鳴り声が響いた。

 

逃げろ!

 

という心の声がしたけれど、

 

恐怖に支配された僕は、

 

ヤクザの言われるがままに助手席に座った。

 

生きた心地がしなかったけれど、

 

生きままの状態で家にたどり着けましたとさ。

 

めでたし、めでたし。

 

きのうのブログに対して、

 

続きが気になるという

 

ありがたいコメントを

 

ちらほら頂きましたので、

 

続きを考えてみましたが

 

いかがだったでしょうか?

 

楽しんでいただけたら幸いです。

 

 

また明日。バイビー

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