タナカトシユキのブログ

脳内ストーリーと現実ストーリーで、できたブログ。

紛らわしさは、そこらじゅうに潜んでいる。

昔、居酒屋で女の子とふたりで飲んでいて

 

「トーク、美味い」と言われ

 

いい気分になっていたら、

実際は「豆腐、美味い」と

 

食べていた豆腐を美味いと言っただけだった...

 

というオチがまっていた

 

ということがあったような、なかったような。

 

いまのは作り話なのだけど、

 

世の中には、紛らわしさが

 

そこらじゅうに潜んでいる。

今日もその紛らわしさのせいで、

 

ちょっぴり恥ずかしい思いをした。

 

赤信号で停まった車の運転手が

 

僕と目が合うと右手を上げた。

 

「おー、ひさしぶりー」

 

とでも言ってるかのようなしぐさだった。

 

運転手の顔がはっきり見えなかったけれど

 

無視してしまうのは悪いなーと思い、

 

「誰だか分からないけど、久しぶりー」

 

という思いを込めて手をあげようとしたら、

 

運転手の右手はサンバイザーに手をやり

 

太陽のまぶしさを防ぐために

 

サンバイザーをおろしたのだ。

 

空中に離れられたボクの右手は目的を失い、

 

不自然な軌道を描いて僕の頭に辿り着き、

 

慰めるかのように髪の毛を撫でたのだった。

 

紛らわしいったら、ありゃしない。

 

また明日。バイビー

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