タナカトシユキのブログ

脳内ストーリーと現実ストーリーで、できたブログ。

桜をみると、思い出すはなし。

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綺麗に咲いた桜の木をみると、思い出す話がある。

 

大学受験に失敗して浪人を決めた頃に

 

友だちが話してくれた話だ。

 

高貴な方が染め師に桜色の布を作るよう命じ、

 

染め師は、その要望に応えようとした。

 

桜の葉や、桜の咲いた枝では

 

桜色の布を作ることができなくて、

 

毎年試行錯誤を繰り返しては失敗をしていた。

 

ある年に、桜がまったく咲いてない

 

冬の桜の木で布を染めてみたら、

 

それはそれは見事な桜色の布が出来上がったそうだ。

 

僕らも桜の木とおんなじで、

 

綺麗な花を咲かせるために、

 

冬の寒さに耐え凌んでがんばっている時が、

 

いちばん綺麗なんだ。

 

綺麗な花を咲かせるためにも、がんばろう。

 

という話をしてくれた。

 

成功した人をみると、

 

あの人には才能があるからなんだとか

 

つい特別な人間という眼差しでみてしまうときがある。

 

自分はふつうの人間だから

 

あんな特別な人間のようにはなれないと、

 

寒さに耐え忍んで頑張っている姿を想像もせずに、

 

自分はがんばることなく

 

諦めてしまうときがある。

 

今年はそんなことを思いながら、

 

綺麗に咲いた桜の木をみつめていた。

 

綺麗な花が咲くかは分からないけど、

 

がんばらなくちゃね。

 

 

また明日。バイビー